源氏物語千年紀展に行って来た

どんな展示でも土日は混むのが常だけど、最終日前日だからか物凄く混んでて、帰ろうかな〜と一瞬思ったものの、
自称源氏物語オタクとしては見ないわけにはいきません。
混雑時を避けたつもりで夕方に行ったので、閉館まで余裕もなく、あまり興味のない写本の展示などは遠目で見るだけにして、絵巻物は近くで見ました。
”あの場面”なのかな〜って見るのはやっぱり楽しい。
源氏物語を読んだことのない人は、女漁りの話だと思ってるかもしれないけど、源氏は主人公とはいえ目線は女側にあるから、女性の読者は誰か1人くらいは共感できるんじゃないかな。
そういう意味では、男の読者はどういう視点で読むのか興味のあるところ。


私なら、源氏の女性では「朧月夜」が一番好きだな。
大胆で可愛いし、源氏にも朱雀院にも愛されて、他の女性が不幸感漂うのに比べると断然いい。
男性なら「柏木」・・・ちょっとアホっぽいけど情熱的で可愛いなと思う。
といいつつ自分が惚れるなら、おそらく「匂宮」だろうな〜多分幸せにはなれんけど、
でもマイホームパパの「夕霧」なんて、まったく興味ない・・・
なんて、千年も前の話に共感できるのはスゴイ。
千年後にも読者がいるなんて紫式部も思いもよらないよね。


あさきゆめみし」の絵まで展示してあるのにはビックリでしたが、もちろん、ちら見で終わり。
さすが学生の参考書扱いの漫画なだけあるけど、マンガのイラストなんて、どうでもいいです。


ある程度源氏物語が好きな人が来てるからか?、(しかたなく彼女についてきたと思われる男の子は除く)
周りの会話もちょっとマニアックだったりして、ちょっと人に親近感をおぼえました。


そして、美術館のお約束は、出口の販売。
結構いい値段のするDVDや、復刻版の絵巻物、光琳かるた、などもありますが、とりあえずは「展示物のまとめ本」は買っちゃいます。結構豪華なわりにはお値段が控えめだし、本屋では買えないって言われるとつい・・・。
だけど、やっぱり買って良かった!こんなに内容濃いのに2100円なんてお得です。

とにかく、次は有休とって平日に行こうと思う。
行列はきらいだ。